コスモ心理研究所
■■イントロダクション■■
博士
当サイトへ来てくれた皆さん。御来所ありがとう！
ワシが所長のコスモ博士じゃ。
ここ子
見習い研究員のここ子です。よろしくお願いします。
トーバー
アシスタントロボットのトーバーです。以後お見知りおきを。
博士
さて、これから我々３人で人の心について楽しく学んでいこう。
ここ子
よろしくお願いします。あたし、素人なんで懇切丁寧に説明して下さいね。
博士
ワシは大雑把な性格じゃから、懇切丁寧は約束できんのう。
トーバー
さらに博士は典型的なうっかり教授タイプですから、
その説明には間違い及び不備が多々ある事が予想されます。
ここ子
なんだか何も始まらないうちから心配になってきたわ。
博士って外見も話し方もそれっぽいのに、実は見かけ倒しなんですか？
博士
いきなり散々な言われようじゃのう。
欠点を含めて他人を認める！ これが人間関係の極意なんじゃぞ！
トーバー
なるほど。しかし、このタイミングで言うと言い訳に聞こえますね。
博士
ワシについての意見はこれくらいにして、もっとグローバルな話をせんかね？
トーバー
分かりました。博士についての分析よりも大切なものが世の中には沢山あるようですから。
ここ子
グローバルな話と言うと、不安の時代と言われている今の社会についてでしょうか？
たしかにそちらの方が重要ですね。
博士
君達の言うことにはいちいち引っかかるのう。
それはさておき、現代社会の状況について考える事は、我々が心について勉強する必要性をより認識する事でもあるんじゃ。
いきなり堅い話になってしまうが、なぜ現代は不安の時代と呼ばれていると思う？
ここ子
うーん。人と人の距離が遠い気がするというか……
なかなか価値観が同じ人に会えない気がするし……
昔はそうじゃなかったんですか？
博士
うむ。この数十年の間に日本の社会はどんどん変化していったからな。
「幸せ」の意味だけでも、昔は平和に生きられるとか、仕事で成功できる等、
大まかなイメージは一緒だったが、今は一人一人のイメージが異なるんじゃ。
ここ子
そうだね。みんながいろいろな考えを持ってるから、何が正しいのかも分からないし、なかなか自分の考えに自信が持てないしね。
友達とも意見が合わない事もあるから、お互いに本音を話さなくなってるし、友達は多いけど、なんだか孤独な感じなんです。
博士
まったくじゃ。現代はどう生きたら良いのかが分かりにくい上、他人に相談する事も難しくなっている。
それが現代を不安の時代にしている大きな理由なんじゃよ。
トーバー
価値観の多様化ですね？
ここ子
それって悪い事なの？
博士
単純な良し悪しで測る事はできないのう。
価値観が多様化したという事は、偏見が減り、一人一人の可能性が広がったという事でもあるからな。
トーバー
良い面を見るか、悪い面を見るかの違いなのですね。
博士
問題は価値観が多様化した事ではなく、価値観が多様化した時代に我々一人一人がなじんでいない事なんじゃ。
多様化した価値観を互いに認め合えるようになった時に人間はより幸せになれるとワシは考えておる。
ここ子
新しい靴に足がなじんでいないようなものかな。
どうしたら早くなじめるようになるんですか？
トーバー
安物を買わない事ですよ。
ここ子
靴の話じゃないわよ！ 生き方の話よ！
博士
簡潔に言うと、自分らしく生きる事じゃ。
自分自身の考えをしっかりと持ち、自分を否定せず、他人を受け入れられるように成長していく事じゃよ。
ここ子
言うのは簡単ですけど、それってとても難しそうですよ。そんな事ができるんですか？
博士
そう。確かに難しい。ワシもなかなかできん。人間は弱いものじゃからの。
だからこそ、我々は心の動きを知る必要があるんじゃよ。
心を知る事が自分を成長させる大きな糧になるんじゃ。
ここ子
ふーん。そういうもんなんですか。
でも心の色々な動きを知るってなんだか面白そうですね。
トーバー
ここ子さん。靴の話の補足ですが、見栄をはって小さいサイズを選ばない事も重要ですよ。
ここ子
キーック！
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