ユウセイ写真館
2007草加こどもまつりユウセイダーショー
『ユウセイダー 怪獣戦争』
アトラク軍団がよい子の皆さんにおくる夢と希望のプレゼント。
ダブルヒロイン競演、ヒーローショーの決定版!
草加こどもまつり
「ユウセイダー 怪獣戦争」
御期待下さい!(東映まんがまつり予告風に)
お姉さんと子供達が一緒にユウセイダーの名前を元気な声で呼ぶ。
…が、そこに響く、絹を引き裂くような女性の悲鳴!
とまどうお姉さんのもとに謎の少女が現れ、泣き崩れた。
が、お姉さんはきっぱりと、
「あ! みんな大変だ! 悪の怪人だわ!」
首をふって否定する謎の少女。
そして、怯える彼女を追うようにして、パラデウスが乱入!
大騒ぎの子供達の間を練り歩くバグッター。
さらに、ノリにノッて現れるゴールデン大将軍。
ゴールデン大将軍
「ギリシャの神殿パルテノン。
今日もニコニコ日曜出勤。
行け! バグッター。このお祭りを制圧するのだ!」
またまた今年も草加の危機だ!
そこに、緑のマフラーなびかせて、我らの勇士ユウセイダーが参上!
またたく間にバグッター達をやっつけた!
退散するバグッターと入れ替わりに、悠然と姿を現す黒い影。
シャカ
「ようこそ、ユウセイダー、また会ったね?」
ユウセイダー
「誰… だっけ?」
シャカ
(ユウセイダーの反応に気づきもせず、うっとりと)
「殺し合いの血と、不幸せの涙、そして人と人との醜い欲のあるところ、
私はいつでも生まれてくる」
宿敵の名前は忘れても、
湧き上がる悪のオーラを見逃すユウセイダーではない。
燃えるユウセイダーと、冷酷なシャカのパワーがぶつかり合う!
決着を見ずしてゴールデン大将軍は勝ち誇った。
ゴールデン大将軍
「どうだユウセイダー! しかも、我々には更に強い、
最強のユウセイキラーがいるのだ!」
「ユウセイキラー」という謎の言葉と、
不適な笑い声を残し、怪人達は去っていった。
ほっとして戻ってくる、二人の女性。
お姉さん
「ああ、よかった! ありがとうユウセイダー。
でも、ユウセイキラーって何者かしら。」
ユウセイダー
「どんなゴッツい奴だろうが、オレの片手でチョチョイのチョイさ!
それより君、名前は何ていうんだ?」
白鳥の湖をBGMに、涙ながらに語る謎の少女。
謎の少女
「私はメレナ。あの怪人たちのために、
私の学校のお祭りは台無しにされてしまったの…
パパもママも楽しみにしてたのに、あの怪人たちが憎いわ!
ユウセイダー
「なんて奴らだ! オレが絶対にやっつけてやる!」
メレナ
「どうしてあなたは危険の中に飛び込んでいかなければならないの?」
ユウセイダー
「この草加の街に住む、238,361人(2006年2月1日現在)のためにね」
メレナ
「238,361人(2006年2月1日現在)のために…
あなた立派ね、うらやましい」
友達になったお姉さんとメレナは一緒にイスとりゲームを開始。
すっかり元気になったメレナは大喜び
メレナ
「楽しいお祭りに参加させてくれてありがとう
お礼にこのペンダントをあげるわ」
メレナは自分の下げているアクセサリーをユウセイダーの首にかけた。
お姉さん
「んまあ! デレデレしちゃって!」
大はしゃぎのユウセイダーにむくれるお姉さんだったが、
耳に手をあてて、迫り来る怪しい音を一足先にキャッチ!
お姉さん
「あ! 何か近づいて来る」
会場を蹂躙する、ゴールデン大将軍率いるパラデウスの大行進だ!
ゴールデン大将軍
「カ〜ムカ〜ムエブリバディ!」
立ち向かっていくユウセイダーだったが、なぜか力が入らない。
苦戦するユウセイダーの胸でペンダントが怪しく光る。
しかし、倒れこむユウセイダーの両拳が、偶然二人のバグッターにヒット!
ユウセイダー
「ユウセイラッキーパンチ… 泣けるで〜」
突然の劣勢にうろたえるゴールデン大将軍。
ゴールデン大将軍
「おのれ! ユウセイキラーの報告では反撃の力も出ないはずだったのだが、
えぇぃ! 様子がおかしい」
すっかりひるんだ大将軍は逃げ去っていった。
お姉さんはフラフラになったユウセイダーの
ペンダントを外して自分にかけた。
メレナもユウセイダーのもとにかけよる。
メレナ
「大丈夫? ユウセイダー」
ユウセイダー
「メレナ、分かってたんだよ。誰がパラデウスのスパイか。
そいつはわざとショーに潜入した。あのエネルギーを奪う
ペンダントをくれたのも、そいつのやった事だ!
違うかい、メレナ!
ユウセイキラーは君だ!!!」
メレナ
「できれば、あなたとだけは戦いたくなかった…
メレナはポニーテールをといて、戦闘モードにチェンジし、
ユウセイダーに戦いを挑む!
ユウセイダー
「やめろ メレナ!」
しかし、メレナの攻撃は止まらない。
華麗なメレナの体術をかわし、ユウセイダーは辛くも勝利する。
膝をつくメレナ。
メレナ
「なぜ私にとどめをささないの?」
ユウセイダー
「女の子は、女の子らしくした方が…いいよ」
メレナ
「負けたわ! 負けたわ、負けたわ〜!」
メレナは泣きくずれ、ユウセイダーのもとから走り去るのであった。
お姉さん
「メレナは悪い奴の手先だったのね…」
ユウセイダー
「だけど、あの子は悪い娘には見えない。目ェスンデタ(006調で)」
ユウセイキラー敗北の報を受け、ゴールデン大将軍の軍団が集結。
ユウセイダーを取り囲む!
ゴールデン大将軍
「アキレスよ! 邪魔な子ネズミを存分にお殺り。
私はゆっくりと見物させてもらおう」
地響きをたてて現れる、巨大怪人アキレス!
ユウセイダー
「生意気な! 足に羽根なんか生やしやがって!」
突っ込んで行くユウセイダー。
しかし、アキレスの超装甲はどんな攻撃も受けつけない。
窮地に立たされるユウセイダーに少女の声が飛んだ。
メレナ
「かかとよ、かかとを狙うのよ!」
ユウセイダーはアキレスのかかとの羽をすれ違いざまに撃つ!
急所をやられたアキレスはゴールデン大将軍を巻き込んで爆発した。
メレナ
「ユウセイダー。私はあなたを助けてしまった。
自分でもなぜだか分からない。でも後悔はしないわ」
傷の癒えないユウセイダーの前に、シャカが悠然と現れた。
シャカ
「メレナ、お前は美しい。だが私は裏切り者は許さない!」
シャカの非常な剣がメレナを撃つ!
消え去るメレナ。
ユウセイダー
「メレナー!!!!」
シャカはユウセイダーを押さえつけ、悪魔の囁きを投げかける。
シャカ
「貴様は見どころのある奴だ。どうだ、俺の弟にならないか?」
ユウセイダー
「ふっざけるな! 誰がお前の弟なんかになるものか!」
お姉さん
「あんな悪い奴は許せない。みんなでユウセイダーを応援してー!!!」
必死で応援する子供達を嘲笑する、悪質怪人ヒルカワ。
ヒルカワ
「ヘッ! 応援してもらって強くなれりゃ世話ねえぜ。
カァ〜っ、ぺっ!」
お姉さん
「おだまり!」
お姉さんの一撃を受け、ヒルカワは吹き飛んだ。
ここに、お姉さんに倒された記念すべき怪人が生まれ、
そして消えた。
子供達の更なる応援を受け、ユウセイダーはすっくと立ち上がり、
一本の剣を雄々しくかざした。
村人
「あれはっ! 太陽の剣だァーっ!」
ユウセイダー
「オレは分かったんだ。みんなの願いを…
みんなで力を力を合わせる事が一番強いんだ!」
火花を散らす正邪の剣!
互いに一歩も譲らない。
子供達はユウセイダーに声援を送る!
みんなの願いが剣に届き、
ユウセイダーの必殺技がついに炸裂した。
ユウセイダー
「太陽剣、ユウセイプラズマ返し!」
エコー
「ユウセイプラズマ返し!」
シャカ
「私は何度でも蘇る。私を必要とする将軍や大臣や総理がいるかぎり」
そして、シャカは大神殿のごとく崩れ去り、つかの間の平和が戻った。
お姉さん
「メレナは自分を犠牲にして私達を助けてくれたのね」
遠くからメレナの声が響いた。
メレナ
「私もやっと、草加の238,361人(2006年2月1日現在)の為になる事ができた。
でも、一度悪に手を染めたものは、あなたと一緒にはいられないのよ…」
ユウセイダー
「メレナ、君はやっぱりいい娘だ。目ェスンデタ(006調で)。
メレナは教えてくれたんだ。悪の正体を。やつらを倒すのは武器や力ではない。
それは、平和を愛する心なんだ!」
平和を守る、正義の瞳。
ああ、紅の超新星ユウセイダー!
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