ユウセイ写真館

2006農工祭ユウセイダーショー

『RED SPEED LOVE』


東京農工大学「農工祭」に今年もユウセイダーがやって来たんだ。
今回はオリジナル新ヒーローが登場したぞ!




司会のお姉さん登場!
子供達も毎年来てくれるユウセイダーを待ちかねたように名前を呼ぶ。
「ユウセイダー!!!」


しかしそこに現れたのは、女将軍レディQ率いるパラデイズの怪人軍団だった!
彼女はユウセイダーに駅前で、間違った時間を教えて遅刻をさせ、
その隙に、学校も、地球さえも手中にしようとしていたのである。



ヨロイドバグッターの魔の手がお姉さんに迫る!

お姉さん
「みんな、大きな声でユウセイダーを呼ぼ〜う!」


ユウセイダー
「紅の超新星 ユウセイダー見斬!
(レディQに気づいて)
…あ! 君はさっき時間を教えてくれたお嬢さん」



お姉さん
「ちょっとちょっと、ちょっと!
何言ってるのよ、間違った時間を教えられちゃったんでしょ?」

ユウセイダー
「え、そうだったの? なーんだお嬢さん。今は11時半だったんだよ」

ユウセイダーは嘘や他人をだますという概念が無く、疑う事を知らないのだ。
だが、レディQは怒り心頭。

レディQ
「我々の邪魔をする奴は始末するまで。行けー! 怪人どもー!」



ユウセイダーに襲い掛かる、
ヨロイドバグッター(左)、ペタガサリ(中央)、アンドローグ(右)。
小金井全土を震撼させる一大攻防戦が始まった!



多数の敵を相手に苦戦するユウセイダーだったが、
辛くも相手の猛攻をはねのけた。



レディQ
「おのれ、ユウセイダー!
だが負けた訳ではないぞ。ものども退け〜い!」

もともとユウセイダー不在の隙をついて、農工大を侵略するつもりだった
レディQは体勢を立て直すために逃げ出した。

ユウセイダーも後を追って走り去った。
お姉さんは後に残されて、途方にくれるのだった。



その時、強化スーツに身を固めた一人の男が現れた、。
はたして、敵か味方か?

強化スーツの男
「お姉さん、このあたりで怪しい奴を見かけませんでしたか?」

お姉さん
「怪しい人達ならさっき逃げてったけど…
ところであなたは誰ですか?」



強化スーツの男
「これは失礼! 申し遅れました。
本官は警視庁特殊犯罪捜査班所属の機動警官パトリオンです!
よろしくお願いします」

白いボディがキラリと光る新ヒーロー。
西部警察の数十倍の強さを誇る超スーパー巡査。
それが「パトリオン」だ!



そこに、パラデイズを取り逃がしたユウセイダーが、
足取り重く戻って来た。

ユウセイダー
「ちっくしょー。相変わらず逃げ足だけはマラソン選手並みだな〜」




パトリオン
「む! 怪しい不審人物め! ホールドアップだ!」

ユウセイダー
「何ぃ!? オレのどこが怪しいってんだよ!」



パトリオン
「つま先から頭のアンテナのてっぺんまで全部だ!」

ユウセイダー
「お前こそ! あ〜足のてっぺんから…あ、あ、頭のつま先まで怪しい奴め!」

パトリオン
「ふむ。言動もおかしいぞ。
刃向かうと逮捕連行する。ただし弁護士はつけてやろう」

ユウセイダー
「なんだと〜!」


慌ててお姉さんが二人の間に割って入り、
二人にお互いがヒーローである事を説明した。



ユウセイダー
「なんだ、おまわりさんか。それを早く言ってくれよ〜」

すっかりお友達気分のユウセイダーだったが、
パトリオンはユウセイダーの手を払いのける。

パトリオン
「悪人では無いようだが、君を簡単に信用するわけにはいかない」

とまどうユウセイダーを後にして、
パトリオンは東小金井駅前に不審人物達がうろついているとの
通信を受け、現場に急行した。

不満だらけのユウセイダー。
お姉さんはみんなと遊ぼうと提案する。

いろいろな事があって、ユウセイダーはすっかり忘れていたが、
実は今年もみんなと遊ぶために農工祭に来ていたのだった。



今回はジャンケンゲームと、


イス取りゲームの2本立て。


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だが、しかし!
楽しい舞台の裏では驚愕のアクシデントが発生していたのである!

この日の天候はとてもよく晴れてはいたが、強い風が巻き起こっていた。
そのため、舞台の裏にある役者の控え用テントが崩壊を起こしていたのである。
その様は、さながらラドンに襲われる福岡市のようであった。

ちなみに、今回の写真を上から順に見て欲しい。
舞台の後ろに見える白いテントが徐々に崩れているのである。


テントの中には重要な物が沢山入っており、スタッフの学生さん達も、役者も大わらわ。


そんなわけで、テントの一部はこんな有様になっていたのである。
大自然の猛威に完全と立ち向かったスタッフの皆さんに喝采を送ろう!

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イス取りゲームが終わって次は何をしようか考えていると、
ステージにスタッフジャンパーを着た学生さんが慌てて走ってきた。

学生さん
「大変です! 正門で怪人が暴れています!」

ユウセイダー
「なんだって! すぐにとっちめてやる!」
ダッシュでステージから去るユウセイダー。
お姉さんも様子を見に、その場を離れると…



スタッフジャンパーを着た、ヨロイドバグッターが現れて、
様子をうかがった後に、レディQに合図を送った。

何と、さっきの女の子はヨロイドバグッターの変装だったのだ。



安全とみるや、またしても現れたレディQと怪人軍団。
「ウソ時間教え作戦」に続き、「変装作戦」でユウセイダーを陽動。
恐るべし、知略に長けたレディQの手腕!

今、農工祭は最大の危機を迎えた!



パトリオン
「ついに見つけたぞ悪人ども!
猥褻物陳列罪で逮捕する!
全員武装を解除して両手を頭にのせろ!」

学園のピンチに、いち早く駆けつけたのは、
捜査のプロフェッショナル、パトリオンだった!


パトリオンは異形の者達にひるむ事なく、敢然と戦いを挑む!



しかし、奮戦むなしく、パトリオンは遂に怪人軍団に組み伏せられた。
身動きできないパトリオンにレディQの剣が振り下ろされる。

危うしパトリオン!


そこに、響きわたるアイツの声。

ユウセイダー
「おーっと待ったあ! 誰か忘れちゃいねえか!」



勢い良く躍り出たユウセイダーは、怪人達の隙をつき、
パトリオンを救い出した。

パトリオン
「助けてくれるのか? 本官はお前を疑っているんだぞ?」

ユウセイダー
「何言ってんだ。困ってる人がいたら助け合う。当たり前だろ」



遂に二人のヒーローが手を組んだ!

レディQは作戦を「学校破壊」に変更。
アンドローグとヨロイドバグッターを破壊活動に向かわせた。
奴らを放っておけば、農工大は壊滅してしまう。

しかし、前世魔人ペタガサリが二人の間に立ちはだかった。



パトリオン
「こいつは本官に任せて、奴らを追え、ユウセイダー!」

ユウセイダー
「おう! 頼んだぜ! おまわりさん!」



パトリオンはペタガサリに果敢に戦いを挑んだ!
しかし、その攻撃は全く通用しない。

敵の圧倒的な強さにパトリオンは膝をついた。
勝利を確信し、勝ち誇ったように笑うペタガサリ。

パトリオン
「く、強い…
だがな、負けるわけにはいかないんだ。
ユウセイダーに任されたんでな」



パトリオン
「必殺! リボルバーキック!」

なんだかセリフと攻撃が合って無いような気がするが、
必殺技のかけ声の真髄は気合なのだ!
「デビルチョップはパンチ力」という歌もあるしね。

己の慢心と、パトリオンの魂の一撃によって、
前世魔人ペタガサリは爆発四散したのであった。



残りの怪人を追って、舞台から去ったパトリオンに代わって、
ユウセイダーとヨロイドバグッター、アンドローグが登場。

おっかなびっくりのバグッターと、注意力散漫のユウセイダーは、
互いに気づかずに背中合わせにぶつかってビックリ。



ヨロイドバグッターは、ユウセイダーのパンチを喰らって、あっさり敗退した。



次はユウセイダーと、アンドローグの対決だ。互角の戦いが続く。

激闘の末、アンドローグの爪が折れた!(もちろんアクシデントである)
大ダメージにひるむアンドローグ。

アンドローグ
「ツメの骨が折れた!」



ユウセイダー
「これで決めるぜ! ユウセイアイドルパーンチ!!」

アンドローグ
「全身の骨が折れた…」
ユウセイダーの必殺技を受け、アンドローグも散った!



部下を全て失ったレディQは、遂にパトリオンに追い詰められた。

しかし、彼女は降参するどころか、不敵に笑う。

レディQ
「ホーッホホホ! 女には切り札があるものなのよ! 出でよ! シャドウN!」



地響きを立てて、巨大な怪物がゆっくりと姿を現した!

レディQ
「見よ! 我が最高傑作、最強怪人シャドウN!
これで、この会場もおしまいだ!」

シャドウN
「オマエラ、ジゴクヘ、オトス」



ユウセイダーは果敢に立ち向かうが、どんな攻撃もシャドウNには通じない。



パトリオン
「一人では無理だ。一緒に戦おう!」

ユウセイダー
「OK! こんな奴に負けてたまるか!」



しかし、二人が力を合わせても、
シャドウNの動きは全く止まらない。



ついに、ユウセイダー、パトリオンは力尽きた。

レディQ
「見たか! シャドウNの力を!
これで、この学校も地球も私のものだ!」


その時、子供達の声が鳴り響いた!

子供達
「がんばれー! がんばれー!」



ユウセイダー
「おい、聞こえるか? 子供達の声が」



パトリオン
「あぁ、不思議と力が湧いてくるものだな…」

ユウセイダー
「そうだ。こんなところで寝てる場合じゃないぜ」



ユウセイダー・パトリオン
「うぅぉーーっ!!!」

ゆっくりと…しかし、しっかりと立ち上がる二人のヒーロー。

レディQ
「ばかな! あの攻撃を受けて立ち上がるとは…」

パトリオン
「守るべきものがある限り、本官は…いや本官達は負けない。
何度でも立ち上がってみせる!」

ユウセイダー
「そうだ! 子供達の笑顔と未来を守るため、必ずお前達を倒す!」



ユウセイダーとパトリオンの見事なコンビネーション攻撃!
数倍の力を込めたパンチが、チョップが次々とシャドウNの急所にヒットする。



パトリオン
「いくぞ! パトスラッシュ!」

パトリオンの必殺技がシャドウNに決まる!
シャドウNは今まで味わった事の無い苦痛に動きを止めた。

パトリオン
「今だ! ユウセイダー!」



ユウセイダー
「よし! 任せろ!
ユウセイシャイニング…」



ユウセイダー
「キーーーーック!!!!!」



よろめきながら倒れ逝くシャドウN。

シャドウN
「ジゴクヘ、オチタ…」

そして聞こえる大爆発!



ハンカチをかんで悔しがるレディQ。

レディQ
「キー! 悔しい!
これで勝ったと思わないことね!
次に会う時がお前達の最後よ!」

レディQは逃げ去り、農工祭に平和が戻った。



固い握手を交わす二人。

パトリオン
「すまなかった。君を疑った事を許して欲しい。
そして、この会場と子供達を守ってくれてありがとう。」

ユウセイダー
「何言ってんだ、当たり前の事をしただけさ。
それに勝てたのは、集まってくれたみんなが力を貸してくれたおかげさ。
あ、もちろんおまわりさんもな。」

パトリオン
「ふ…、おまわりさんもいいが、本官の名前はパトリオンだ。
覚えておいてくれ」


ユウセイダー
「ああ、絶対に忘れないさ!
おまわりさん!」



平和を守りぬいた二人のヒーロー。
紅の超新星ユウセイダー、そして機動警官パトリオン。

来年も二人の活躍に期待しよう!


そして、パトリオンは自分の名前をユウセイダーが
覚えている事は期待しない方が良さそうだぞ。

みんなは新ヒーロー「パトリオン」を絶対に忘れないでくれよな!



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