A7V、サン=シャモン

■■A7V.サン=シャモン■■


デジカメを買ったので、有頂天で模型を撮ってみた。
普通、模型は室内でライト点けて撮るんだけど、
特撮派の自分としては、やっぱり自然光だ!
手抜きに見えるけど、本当に手抜きなんだ。

まずは90年代初頭に製作した、アーケトン社(だったと思う)のメタルキットを撮ってみた。
スケールは1/72。小さいけれど、ものすごく重いぞ!

■■A7V■■

   



第1次世界大戦に登場した、ドイツ最初の戦車である。
でも、知らない人が見たら廃工場にしか見えない。

箱を開けると分厚い金属板がゴロゴロ出て来てたまげたが、悪い予感が当たって、パーツの合いは絶望的に悪く、小さな模型 の大きな隙間を埋めるという、この手のキットにありがちな苦労を味わった。
おまけに組み立て説明書が無く、小さな金属板の取り付け位置を調べるのに、洋書の写真集を買うという、やっぱりこの手のキットにありがちな苦労を味わった。

しかし、そういう苦労は模型造りの楽しみの一つだ。
おかげさまで、こいつは今でもお気に入りである。




■■サン=シャモン■■

  


第1次世界大戦に登場した、フランスで2番目の戦車である。
「世界が燃えつきる日」か「メガフォース」に出てきそうな勢いだ。

A7Vの少し前に作ったキットで、同じメーカーなのに組み立てやすく、部品の合いも良く、 組み立て説明書が無くても全く困らないという良作だった。
苦労しなかったからと言って、思い入れが無いかというと、そうでも無い。
組みやすい海外のガレージキットを手に入れるというのは、運命的な出会いと言っても良い。
そんな奇跡体験が、自分をマイナーな模型購入に駆り立てるのだ。

購入に駆り立てられたからと言って、作るとは限らないのが模型の困ったところである。

ちなみに、あおりで撮ると大きく見えるけど、どっちも10cm弱の大きさだ。




というわけで、ライバル同士のツーショット。
軍艦のような車体の中に、10人前後の乗員が詰め込まれ、
ワイワイ言いながら無理矢理動かしていたらしい。

戦車に限らず、そんな黎明期の機械が大好きだ。
前例が無いから何を作るべきなのか分からない。そのくせ夢と野望は壮大。
経験不足はいかんともしがたく、結局、今の目から見ると底抜け物体が
できあがるんだけど、そこにある人間の業とロマンにワクワクするのだ。



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