ユウセイ写真館

2008草加こどもまつりユウセイダーショー

『円谷が死ぬとき! PYOは沈没する!!』



ユウセイダーショーは今回も大盛況!
体育館を埋めつくす子供達が、ユウセイダーの登場を待つ。
すると……



ナレーションと共に怪しい男達が登場。

ナレーション
(声:広川太一郎風)
悪の組織PYOは、度重なる対ユウセイダー戦における作戦失敗に業を煮やし、
第三者資本増資を行いパラデイズの持ち株の48%を取得し子会社化する事を発表した。

ヨシダ社長は、殺人回路が生み出した、謎の秘書ダイアナを引き連れて、
お姉さんに、ショーの引継ぎを申し出た。

ヨシダ社長
「私は、草加市内の全てのイベントを行う権利と、
登場するキャラクターの独占的使用権を、契約によって手に入れたのだ!」


そして、ヨシダ社長はPYOの作り出した銀色の怪人
「ユウセイダーミレニアム」を呼び出した。



登場の舞を踊り続けるユウセイダーミレニアム

ヨシダ社長
「ユウセイダーを愛してくれたみなさん、さようなら……
もう二度と、ユウセイダーは、皆さんの前に姿を現すことは無いでしょう。
その人の、優しさが、星に勝るなら、その人の、美しさが、花に勝るなら、
君達は手を広げて、ユウセイダーミレニアムを応援して下さい……」

そして、いい加減に脚色したユウセイダーミレニアムの歌を歌うヨシダ社長

もうユウセイダーの時代は戻って来ないのか!?



お姉さん
「こんなことでは草加こどもまつりは大失敗だわ。
私の声で…… 本当のユウセイダーを歌うわ!」

「U! U! U!
ユウセイダー♪!!」


お姉さんのユウセイダーの歌が会場をつつみこむ。
歌エネルギーが頂点に達したその時



赤く輝く、本物のユウセイダーが参上した!



パワー全開!
バグッターを蹴散らすユウセイダー



しかし、ヨシダ社長は(あんまり)動じない。

ヨシダ社長
「フッ、キミもユウセイダーを名乗るなら、版権料を払っていただこう。
月々100万円の基本料に、1回『ユウセイダー』と言う度に1万円ずつ加算される。
今歌った歌も1文字ごとに1000円貰います。
回りくどいんで、シンプルに1曲歌うと1万円にしましょうか」

ユウセイダー
「盗人猛々しいとはこの事だ!」

ヨシダ社長
「その言葉そ〜っくりお前に返してやる!
ワシは、契約に基づいて言っておるのだ!
ん〜、ここで頭の悪い君達に、1度キッチリ契約書を見せておきますか。それ!」


契約書を持ってきて、広げて見せるダイアナ。

そこには「草加買います」との記述が!


ヨシダ社長
「世の中全て、契約で成り立っている。ワシにこの契約がある限り、
ショーも歌も、ユウセイダー、貴様の名前すら、ワシらPYOが管理する!」


ナレーション
(声:小林恭治風)
「難しい話を理解できず、頭を抱えるユウセイダー。
果たして世間知らずのユウセイダーはPYOに丸め込まれてしまうだろうのか?」



その時、謎の老人が現れた。

その威厳あるオーラ。只者では無い!

謎の老人
「歌とは本来楽しむもの。人の心を幸せにするものじゃ!」


そう、彼こそは、ユウセイダーの歌を作詞した先生だったのだ!


先生は、目にも止まらぬ動きでバグッターを一蹴。
PYO軍団は逃げ去った。
そして先生は若者達に、歌の心を託し、去りゆくのであった。

ユウセイダーもPYOの後を追う。



悪い奴らもいなくなって、お楽しみの
楽しいイス取りゲーム大会が開かれた。



ゲームが一段落ついたところで、ノコノコと現れるPYO軍団。

ヨシダ社長
「今君達がやった、イス取りゲーム、あれもね、我々PYOが権利を持ってるから、
イス一個につき5万円、5個以上だったら50万円、無断使用は、100万円!」


またもや、こどもまつりは大ピンチ。
そこに高らかな笑い声が響き渡った。


ユウセイダー
「汝の正体見たり!、祭を妨害し、歌を汚し、あまつさえ金を要求する、
インチキ山師ヨシダ社長!許さん!」


強化型、ヨロイドバグッターも怒れるユウセイダーには歯が立たない!



しかも、契約書はニセ物だとバレてしまう。

逆ギレするヨシダ社長。

ヨシダ社長
「こちとら買収で株価を上げなきゃ倒産する自転車操業状態なんだよ!」

ユウセイダー
「お前達の作る物は全部まがい物だ!
契約書も、そのユウセイダーミレニアムも!」



不気味に踊り続けていたユウセイダーミレニアムがついに動きを止めた。

ミレニアム
「ならば俺と戦え。勝った方が、人類最大の敵となる(意味不明)」



狂気の魔人、ミレニアムの攻撃にユウセイダーは防戦一方。



ついに倒れるユウセイダー。

ミレニアム
「しょせん、貴様なぞ俺の敵ではない。諦めろ、そうすれば楽になれるぞ。」


ユウセイダーに謎の声が語りかける。

謎の声
「人間誰もが皆同じじゃ。苦しいとき、くじけそうになるときは、必ずある。
だか、そんな時お前ならどうする!」



子供達の声援を受け、ユウセイダーは立ち上がった。
ユウセイダーは、諦めない、くじけない、
苦しい道を歩き続ける事を心に誓ったのだ!



光速のバトルが始まった!



目にも止まらぬスピードで、
ユウセイダーのパンチが、キックが次々に当たる!



ついに吹き飛ぶミレニアム!



ミレニアム
「か〜らぁす、なぜなくのぉ、からすはやぁ〜まにぃ、」

後味の悪い歌声を残し、「ギャーッ!」という悲鳴とともに
ミレニアムは砕け散った。



ヨシダ社長
「ええい! こうなったら、旧校舎を解体してやる!浮いた固定資産税で会社の建て直しだ。
それからまた隣の八潮や鳩ヶ谷の権利を買い取って……」

弓をひきしぼるダイアナ

ダイアナ
「アナタノカイシャハ、サンジュウビョウゴニ、トウサンシマス」



ヨシダ社長
「……俺だって、ヒーローだ……
どうせこの世に生まれたからにゃ、お金も欲しいさ、名も欲しい……
みんなの拍手が聞こえる…… みなさん、わが社は上場します…… あ〜は〜は〜」


気まずいセリフと共に、いずこへ立ち去るヨシダ社長。

いつの間にかダイアナの姿も消えていた
ダイアナは実在したのか、それとも彼の生み出した都会の幻想だったのか?



しかし、ユウセイダーの勝利に沸く子供達の声のおかげで
会場は現代社会の悲劇から立ち直った。


ユウセイダー、ユウセイダー、謎を追え
ユウセイダー、ユウセイダー、怪奇を暴け
レッツゴー!



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