■■ソルティック■■
TAKARA 1/72 ソルティック
「太陽の牙ダグラム」に登場する量産型敵メカ。
正式にはソルティック社の「Ｈ８ラウンドフェイサー」という名前なのだが、
会社名が兵器の通称になっている所がマニアックだ。
キットの発売は１９８２年。
ロボットプラモの出来がどんどん良くなっていった、活気にあふれる時代のキットである。
これを作ったのは９０年の頭頃だから、当時としてもだいぶ古いキットだったわけだが、
作っている時も出来の良さに感心したし、今でもそれほど見劣りしない名作だと思う。
手の穴なんかがそのままなのは、出来の良いキットに対する敬意を表して無改造とした。
というのは少し嘘で、手首を自作する技術が無かっただけである。
塗装はバリバリのドライブラシを施して、重量感を出そうとした。
まだまだ綺麗塗りが主流だった時代に作ったので、戦車の塗装と同じ技法で塗ったこの作品は
当時はだいぶ違和感があったと思う。
今見ると、この塗り方も別に珍しくも何とも無いばかりか、
稚拙さばかりが目立つのがかえって悔しい気もする。
